fc2ブログ

湯通し塩蔵わかめ

金華山沖はわかめの養殖が盛んで、
震災以降はわかめ養殖の復興に向けた様々な支援・取り組みが行われてます。
今日はわかめについて書きたいと思います。

--------------------------------------

わかめは早春、刈り取りが行われます。

全国でもトップクラスの生産量の宮城県のわかめは
「三陸わかめ」として歯ごたえも良く、高い評価を受けています。

震災以降、生産量は減少していましたが、
ボランティアの方々のサポートもあり、養殖も再開されました。

生わかめは、海から採取したままのわかめ(茶色をしています)で、
2月から3月に刈り取りが行われるため、その時期が旬になります。
生わかめは茶色をしており、海の香りを楽しみつつ味わえます。

一般の食卓に主に広まっているのは保存のできる湯通し塩蔵わかめで、
下記の方法で作られます。

1)2〜3月の早朝よりワカメの刈り取りがはじまります。

2)養殖のイカダからわかめを刈り取ります。

3)少しもったいないのですが、葉先は切り落として上質の部分だけを刈り取ります。

4)刈り取ったわかめを海水でボイルします

5)90℃以上に沸騰させてからゆであげます

6)約1分程ゆでたわかめを引き上げます。

7)すぐに冷たい海水で冷やしますが、冷やし方が足りないと美味しく出来ません

8)きれいな緑色にゆであがります。

9)その後、冷やして塩をまぶし、水を抜きます。(塩蔵処理)

10)メカブのしんを取ります。

ちなみに、わかめの根元に近い通称まつげわかめと呼ばれている部分があります。
1メートル以上あるわかめから5センチ程のまつげが2本しか取れません。貴重で一番美味しい部分です。
浜の人たちはこのおいしいところを食べる時、サラダやおひたし、油いためにします。

湯通し塩蔵わかめの賞味期限は、家庭の冷蔵庫で2〜3ヶ月ほど、冷凍庫で1年以上も保存ができます。

こうして出来たのが下記の商品です。
震災後、養殖を再開してから最初のわかめになります。

http://www.shop-ayukawa.com/cart/html/products/detail.php?product_id=32

次の刈り取りまで、あとおよそ3ヶ月ほどになります。
美味しいわかめが出来るのが楽しみです。

関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント